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井之頭病院 看護部
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看護部教育システム

大学院進学を決意。

子育てが一息ついた数年前、今まで臨床や教育の場で経験した看護を追及するために一歩前に進み大学院で学ぶことを決意しました。
どの大学院に進学するかを考えたとき、私には子どももいて、経済的にも厳しかったため、働きながら通える夜間開講の大学院を探しました。
また、自分は継続力が弱いため、進学先は通信ではなく、一緒に学べる励ましあいながら交流できる仲間ができるところ、少人数体制で受講できる目白大学大学院に決めました。

大学院で学んだ2年間。

働きながら大学院で学ぶことで、看護を深く学べる楽しさを感じ、また現場の臨床経験とリンクできる講義内容にとても満足していました。また臨床で患者様と接しながら・夜勤をこなしながらだからこそ、問題意識を高く持つことができ、すぐ臨床に活かそうと前向きに考えることができました。在学生も、多くの病院の師長、副看護部長などの管理職や看護学校の教員等が多く、そのモチベーションの高さにますます自己啓発する気持ちが高まりました。
大学院の学習課程は、自分で学習した内容をプレゼンテーションするスタイルが多く、課題もあり、自己学習の時間に休日や余暇を費やしました。受講予定や課題は早めに提示されるので、病棟科長に勤務表を配慮してもらい調整しました。その他にも平成23年には、在学・勤務中ながらも、災害支援ナース・防災士という立場・役割を理解していただき、激励を受け当院の勤務扱いで東日本大震災の被災地に行かせていただきました。

「やめてしまいたい」と思ったことも…。

在学中の2年間は、積極的に「学習しなくては」という学習姿勢が身についたように思います。ただ学習での過労や精神的負担は大きく、正職員で勤務しながら夜の大学院に進んだことを後悔し、看護そのものをやめてしまいたいと悩んだ時期もありました。
しかし、修士論文のために当院のスタッフのみなさんにアンケート調査の協力をお願いした時、そのアンケートの記述内容から、一生懸命悩み看護しているたくさんの看護観に触れ、「何て素晴らしい人たちと一緒に看護できているのだろう」と、人として看護者として幸せを感じました。そして、その感動や感謝の気持ちのおかげで立ち直ることができました。また、大学院でのたくさんの方との出会い、たくさんの書籍から元気をもらい、大学院を続けることができました。「看護を学ぶ・知識を深めていく」時には、自分はどう学ぶべきか、どう生きていくべきか、心の奥底で考えている事を発見しました。

大学院へ進学を考えている方へ。

もし大学院や何かを学ぶことに悩んでいる方がいましたら、応援したいです。
是非「一歩前に進んでみてください!」